「点睛録」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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てんせいろく/点睛録
吉岡呵成著。明治三九年(一九〇六)七月、宗粋社発行。発行は著者遷化の翌年。明治中末期を代表する布教家吉岡呵成による化他五重相伝勧誡の指南書。維新以前の勧誡講録が時代に適合しなくなりつつあることから「教理を根拠として時代精神を消化」し、宗門布教上の欠陥を補う目的で著された。内容は序説分から初重乃至第五重と順次進み流通分まで、各項において説明・私考・材料が記され、時代相応の新たな勧誡の方法論が示されている。
【所収】『浄土宗教学大系』八、『沛雨遺書』(三師講説発刊所、一九一四)
【参照項目】➡吉岡呵成
【執筆者:八木英哉】