「善導大師の研究」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ぜんどうだいしのけんきゅう/善導大師の研究
浄宗会編。昭和二年(一九二七)六月、浄宗会刊。善導の一二五〇年遠忌を記念して発行された。浄宗会は大正一二年(一九二三)に鎮西派と西山派の七本山(知恩院・禅林寺・黒谷金戒光明寺・百万遍知恩寺・清浄華院・誓願寺・光明寺)が連携して諸種の教化運動を展開する目的で組織された機関である。その浄宗会が昭和五年(一九三〇)に迎える善導大師遠忌の記念事業として同二年二月一八日から二〇日まで、知恩院雪香殿を会場に善導大師事蹟研究会を開催している。本書はそのときの講演記録である。講演者三名とその題目は、松本文三郎「善導大師の伝記と其の時代」、関本諦承「善導大師と安心起行」、望月信亨「善導大師の著書より見たる教系」である。なお、巻末には当日展観された資料の図版解説および善導大師事蹟研究会協定事項(四条)が附載されている。
【執筆者:齊藤隆信】