「十六章段歎徳文」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版
じゅうろくしょうだんたんどくもん/十六章段歎徳文
一巻。『御忌十六章段歎徳』『円光大師御忌唱導十六章段歎徳偈』ともいう。京都木屋町善導寺六世如実撰。宝永五年(一七〇八)成立。『選択集』一六章段によって法然の遺徳を讃ずる偈文。奥書によれば、知恩院四二世秀道と空也寺万誉の依頼により『選択集』各章に三首ずつ、総計四八首の讃偈を作った。初めの一首は通じて法然の遺徳を讃じ、第二首よりは『選択集』各章の大綱をまとめて偈文として出し、終わりに回向文を付している。かつて知恩院における御忌唱導師が奉読したものと考えられる。写本が佛教大学に所蔵されている。
【執筆者:笠島崇信】