「深心の分別」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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じんしんのふんべつ/深心の分別
深心の内容の分科・解釈のこと。善導は『観経疏』深心釈において、深心の内容として信機・信法のいわゆる二種深信を立て、さらに就人立信・就行立信においてその具体的な内容を解説している。良忠は『伝通記』において、深心釈を注釈するにあたり、信機・信法は略釈、就人立信・就行立信は広釈としており、また信機と就人立信は機分を明かしているとし、信法と就行立信は行法を明かしているとしている(浄全二・三八〇下~一下)。
【参考】石井教道『選択集全講』(平楽寺書店、一九五九)
【執筆者:沼倉雄人】