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「安心立命」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:18時点における最新版

あんじんりつめい/安心立命

心(身)を天命にまかせきり、安らかな境地を得ること。「あんじんりつみょう」「あんじんりゅうみょう」とも読む。「安身立命」から転じたものとされ、安心仏教の語であり、「立命」は儒教の語である。禅家で用いられることが多い。儒教では、心を安らかにし、天命に身を任せ、いかなるときも動じない、という意味である。各宗派の間でその見解には相違があるが、浄土宗では総安心としての厭欣心えんごんしん菩提心別安心としての三心をもって立命する。


【資料】『投子義青禅師語録』、『天目明本禅師雑録』


【参考】石井教道『選択集全講』(平楽寺書店、一九六九)


【参照項目】➡安心


【執筆者:丸山孝立】