「安心・起行・作業」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:18時点における最新版
あんじん・きぎょう・さごう/安心・起行・作業
浄土往生を願う者の心得と実践方法を概括した語。これらを略して「心行業」ともいう。善導『往生礼讃』「今人を勧めて往生せしめんと欲するは、未だ知らず。いかんが安心し起行し作業して、定んで彼の国土に往生することを得るや」(浄全四・三五四下/正蔵四七・四三八下)との文による。安心とは浄土願生者が具えるべき心構え(三心)であり、その安心をもって身・口・意の三業で修する行(五念門、五種正行)を起行と説き、そして安心と起行を策励し、速やかに往生を得せしめるための修行方法(四修)を作業としている。
【参照項目】➡安心、起行、作業、結帰一行三昧、三心、五念門一、五種正行、四修
【執筆者:伊藤瑛梨】