「起請文」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における最新版
きしょうもん/起請文
ある事柄を神仏に誓うと共に、それに誤りがあったり、誓いを破った場合には、神仏の罰を受けてもかまわないという宣誓を行う文書。用紙には、寺社の護符である牛玉宝印が用いられ、内容は、誓約の内容を記した前半の「前書」と、それを監視する神仏の名と罰の内容である後半の「神文」に分かれる。起請文は、一二世紀には形式が整い、神仏への証文や、裁判の証文として広く見られ、中世を通じて身分職業を問わず多く作成された。
【参考】佐藤弘夫『起請文の精神史』(講談社、二〇〇六)
【参照項目】➡一枚起請文
【執筆者:東海林良昌】