「阿弥陀ケ峰」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:17時点における最新版
あみだがみね/阿弥陀ケ峰
京都市東山区。東山三十六峰の一つで、七条通の真東に位置する。古くは鳥部山といい、天平年間(七二九—七四九)に行基が山腹に阿弥陀仏を安置したことが名前の由来と伝えられる。その裾野一帯は鳥部野と呼ばれ、北は清水から南は今熊野、西は六波羅に及ぶ京都の代表的葬場(火葬場)であった。この呼び名は、無常を示す歌枕として西行や藤原俊成など多くの歌人に詠まれた。北側の渋谷通に面して、法然遺跡の地、小松谷正林寺がある。
【執筆者:清水秀浩】