「お胎籠りの御影」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版
おはらごもりのみえい/お胎籠りの御影
高松市法然寺蔵の法然像。法然寺は法然上人二十五霊場の二番札所で、法然四国配流の折、しばらく逗留したという讃岐国小松生福寺の遺跡で、のち高松藩主松平頼重が菩提寺として一寺を建立したことにはじまる。ここに蔵される御影は坐像で襟元から膝前までの間が観音開きのように開き、内刳された胎内に小仏像が納められている珍しい彫像である。伝承によれば松平頼重がこの寺を建立したとき、法然の御影に仏性を籠めるために小仏像を納めたと伝えられている。【図版】巻末付録
【執筆者:成田俊治】