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お胎籠りの御影

提供: 新纂浄土宗大辞典

おはらごもりのみえい/お胎籠りの御影

高松市法然寺蔵の法然像。法然寺法然上人二十五霊場の二番札所で、法然四国配流の折、しばらく逗留したという讃岐国小松生福寺の遺跡で、のち高松藩主松平頼重が菩提寺として一寺を建立したことにはじまる。ここに蔵される御影は坐像で襟元から膝前までの間が観音開きのように開き、内刳うちぐりされた胎内に小仏像が納められている珍しい彫像である。伝承によれば松平頼重がこの寺を建立したとき、法然御影仏性を籠めるために小仏像を納めたと伝えられている。【図版】巻末付録


【参照項目】➡法然上人御影法然寺


【執筆者:成田俊治】