「往生為体」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版
おうじょういたい/往生為体
『観経』の主要点は浄土往生であるという意味。善導は『観経疏』玄義分で「今、この『観経』は、すなわち観仏三昧を以て宗となす。また念仏三昧を以て宗とす。一心に廻願して、浄土に往生するを体とす」(聖典二・一六六/浄全二・三下)と述べ、『観経』は浄土に往生することを主体として説かれていると示す。これに対し曇鸞は「浄土三部経」は名号を明かすことにあるとし、「名号為体」と説いている。
【参照項目】➡名号為体
【執筆者:服部祐淳】