「円長」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:20時点における最新版
えんちょう/円長
—嘉禄三年(一二二七)一〇月九日。比叡山西塔の院主を務めた権僧正。藤原長輔の息で長実の孫にあたる。『翼賛』では藤原尹覚の息とする説も挙げ、決しがたいとしている。八九世天台座主毘沙門堂公豪に灌頂を授けている。当初法然の真言の師で後に弟子の礼をとった重宴阿闍梨の弟子で、重宴の勧めで法然に法を問い、後に受戒して同じように法然の弟子となる。嘉禄三年一〇月九日寂。
【資料】『尊卑分脈』二(『新訂増補国史大系』五九)、『四十八巻伝』一三(聖典六)、『翼賛』五七(浄全一六)
【執筆者:野村恒道】