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まえだちょうてん／前田聴典

嘉永四年（一八五一）四月三〇日—昭和四年（一九二九）三月二三日。真蓮社諦誉善阿。字あざなは如戒行。現在の京都市北区紫竹に前田甚造の長男として生まれる。安政六年（一八五九）大坂の一心寺品誉顕秀のもとで得度、慶応四年（一八六八）等誉明賢より宗戒両脈を相承。明治三四年（一九〇一）大阪一心寺の住職となる。同四四年知恩院顧問、大正二年（一九一三）大阪教区教務所所長となり、育英事業、慈善事業、社会事業などに尽くした。

【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』（斎々坊、二〇〇一）

【執筆者：横井大覚】