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「普集餓鬼陀羅尼」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版

ふしゅうがきだらに/普集餓鬼陀羅尼

施餓鬼会において用いられる陀羅尼で、浄土宗では「ノウボー ボホリー キャリタリ タターギャターヤー」と誦する。この陀羅尼は不空訳『施諸餓鬼飲食及水法』(正蔵二一・四六七上)に見られ、餓鬼を召請するために誦される。真言陀羅尼には呪文としての要素があり、しばしば解読には適さない語句が散見されるが、「ボホリーキャリタリ」はⓈvipula-gātra-tathāgata(広博身如来)から音節の置換がなされたのではないかとされる。


【参考】田久保周誉『真言陀羅尼蔵の解説』(真言宗豊山派宗務所、一九六〇)、福西賢兆『図説浄土宗の法式』第三巻法要篇Ⅱ(斎々坊、一九九二)


【参照項目】➡開地獄咽喉陀羅尼


【執筆者:袖山榮輝】