「バラモン」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版
バラモン/ⓈⓅbrāhmaṇa
カースト制度における階級の一つで、最上の位。ブラフマン(梵天)に属する人の意。婆羅門と音写される。原語ではブラーフマナと発音され、バラモンは漢訳語の婆羅門をカタカナで書き改めた表記。バラモン教の聖典である『リグ・ヴェーダ』によると、神々が、原初の人である原人を生贄として祭祀を行ったとき、その口からバラモンが生まれたと説かれる。『マヌ法典』では、バラモンの果たす役割として、ヴェーダの学習や供儀の執行が定められている。釈尊は『スッタニパータ』六五〇偈において、バラモンには生まれではなく、行いによってなる、と説いている。
【執筆者:編集部】