「貞安問答」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:29時点における最新版
ていあんもんどう/貞安問答
浄土宗大雲院開山聖誉貞安と真言宗高野山蓮華三昧院頼慶との問答。慶長六年(一六〇一)の成立で、正保五年(一六四八)に刊行された『貞安問答』の序文によると、慶長六年、諸国を布教していた貞安が阿波国で真言不成仏を説いていたことに対して、たまたま阿波国を訪れていた頼慶が貞安に五箇条の質問状を出すと、貞安はこれに対し国守蜂須賀至鎮に回答を提出し、さらに頼慶が反駁を試みている。結果、貞安は敗走し頼慶の勝利に帰したことになっている。
【所収】『真言宗全書』二一
【参照項目】➡貞安
【執筆者:伊藤真昭】