「食五辛戒」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版
じきごしんかい/食五辛戒
『梵網経』に説かれる四十八軽戒のうち第四戒のこと。大蒜・革葱・慈葱・蘭葱・興渠の五辛をことさらに食することがあれば軽垢罪に当たるとしてこれを制する。これら五辛の一々について具体的にどのような食物を指すのかは諸説あって定説を求めることは困難とされるが、その臭気が仏法の妨げになるとも、食すると淫らな心が生じたり怒りが増すとも解される。
【参考】石田瑞麿『仏典講座一四 梵網経』(大蔵出版、一九七一)
【執筆者:袖山榮輝】