「真宗木辺派」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版
しんしゅうきべは/真宗木辺派
真宗十派の一つ。略して木辺派とも称す。本山は遍照山錦織寺(滋賀県野洲市木部)。元は天台宗であったが、親鸞が関東からの途次、滋賀の地に止まり阿弥陀仏像を本堂に安置したことによって真宗に代わった。暦仁元年(一二三八)、寺号が錦織寺となったとされる。横曽根門徒の系統を引き、愚咄や慈空らが活躍した。慈空は存覚からも直接指導を受け、後に存覚の息子慈観が入寺し、伊賀や伊勢にも教線を伸ばした。明応二年(一四九三)には七世勝慧が蓮如に帰依し、その教勢に影響を蒙った。
【参照項目】➡真宗十派
【執筆者:浅井成海】