「聖光法力安楽三上人との問答」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版
しょうこうほうりきあんらくさんしょうにんとのもんどう/聖光法力安楽三上人との問答
法然と聖光、法力房蓮生(熊谷次郎直実)、安楽房遵西との問答。法然が三人からの質問に順に答え、往生について述べたもの。遵西の問いに対して、法然は、念仏の信心をおこした者は必ず往生でき、これを疑ってはならないとし、善導の解釈をよく理解すべきであると述べ、もし善導がこの世に出でなかったら、どのようにして輪廻生死の世界を離れることができただろうと言い、涙を流している。三人もまた涙を抑えて信心を深めたとされる。最後には、念仏往生の計りがたい有り難さを説き示している。
【所収】聖典六・三五五~七、昭法全七二九~三〇
【執筆者:石田一裕】