「讃重偈」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:24時点における最新版
さんじゅうげ/讃重偈
『無量寿経』の下巻にある「東方諸仏国」以下の五言四句三〇偈をいう。往覲偈、東方偈ともいう。釈尊による正頌であり別讃とされ、釈尊が阿弥陀仏の威神功徳を、長行をもって讃歎した後、重ねて偈頌をもって讃歎するところから、『科図本 無量寿経』や『無量寿経合讃』などでは重頌といい、浄土宗一般には讃重偈といい、浄土真宗ではこれを東方偈という。善導の「初夜礼讃偈」にも引用される(浄全四・三六一上~二上/正蔵四七・四四一上~下)。
【執筆者:大澤亮我】