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「火㮇」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版

かてん/火㮇

木製の火箸。火栝とも書く。曇鸞の『往生論註』では、衆生成仏させようとする菩薩に譬えられる。「譬えば火㮇をもって、一切の草木を摘みて焼くに尽くさしめんと欲するに、草木未だ尽きざるに火㮇已に尽きるが如し。その身を後にするに、身先だつを以ての故に巧方便と名く」(浄全一・二五二上)とある。


【執筆者:市川定敬】