「霊残」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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りょうざん/霊残
—延宝八年(一六八〇)六月三〇日。然蓮社詮誉。筑後善導寺三四世。増上寺学寮主専誉霊応に師事し、寛文二年(一六六二)一月江戸源空寺(東京都台東区東上野)に董住した。のち延宝四年(一六七六)善導寺三四世となる。在山中、同七年諸国末山総出勤して七日間善導聖光の尊影を奉じ、江戸両国回向院において大師の一千年遠忌を奉修した。同年四月二祖一夏九〇日間開扉法要を修し、ついで京都天性寺において四八日間開扉法要を行った。また知恩院万無と増上寺詮雄の発起により常行念仏を修した。
【資料】『筑後善導寺志』(浄全二〇)
【参考】大橋俊雄『源空寺史』(源空寺、一九八八)
【執筆者:笠島崇信】