「基親卿に遣わす御返事」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版
もとちかきょうにつかわすおへんじ/基親卿に遣わす御返事
法然が平基親に宛てたとされる消息。本消息は、『漢語灯録』一〇所収「遣兵部卿基親之返報」、『西方指南抄』下所収「聖人の御房之御返事の案」の法然消息と内容的に対応する。本消息を、『昭法全』では『九巻伝』六下を底本とし、対校本として『四十八巻伝』二九をあげている。つまり、『漢語灯録』所収本とはまた別に本項目を『昭法全』では編集している。本項目の名も、『昭法全』で付けられている題名である。内容は、基親の信心は法然自身のものと同じであるとし、称名を多く称えることは無駄であるという一念義の見解を厳しく非難している。
【所収】昭法全六〇八
【参照項目】➡諸方答書一
【執筆者:角野玄樹】