「沐浴偈」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版
もくよくげ/沐浴偈
水や湯を浴びて、身体を洗浄するときに唱える偈文。身体的汚れと内面的汚れを除く二重の意味をもつ。「南無仏水 南無法水 南無僧水 南無観世音菩薩 南無大勢至菩薩 清浄大海衆 南無阿弥陀仏」(『法要集』上二六九/『浄土苾蒭宝庫』下・一一オ)。水湯を三宝に喩え、これにより心身が清浄になることを祈念して、この偈文を唱えながら浴する。これが転じて死者のためにも行うようになり、儀式となったのが、湯灌である。
【参照項目】➡湯灌
【執筆者:陣川隆行】