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ふかんびょうかい/不看病戒
『梵網経』に説かれる四十八軽戒のうちの第九戒。誰であれ疾病に患う人を見たなら、それこそ福田の第一であって、仏に対するのとまったく同じように供養すべきで、皆、養生させるべきであるのに、大乗の求道者(菩薩)が悪心や怒り、恨みの心から、どこであれ病人を無視して救わないならば軽垢罪に当たるとしてこれを制する。
【参考】石田瑞麿『仏典講座一四 梵網経』(大蔵出版、一九七一)
【参照項目】➡四十八軽戒、軽垢罪
【執筆者:袖山榮輝】