「張子の御影」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版
はりこのみえい/張子の御影
粟生光明寺に蔵される法然の像。張子とは型に紙を重ね貼って形を作り、乾いてから型をぬきとるという制作方法で、木像とは違い柔らかさが感じられる。『光明寺絵縁起』には、法然が四国配流の途次、船中で母からの消息の紙を貼って作った自身の像であり、手先が器用であった弟子の湛空が手伝ったことが記されている。その意匠が巧妙であること、起座屈伸自在で、しかも法然自作というところから、真像として同寺御影堂に安置されたという。【図版】巻末付録
【執筆者:成田俊治】