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「発遣教主」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版

はっけんきょうしゅ/発遣教主

釈尊のこと。善導観経疏』には「仰ぎおもんみれば、釈迦はこの方より発遣し、弥陀はすなわちかの国より来迎したまう。かしこに喚び、ここにる。あに去らざるべけんや」(聖典二・一六三/浄全二・二上)とあり、また二河白道たとえにおいても「仰いで釈迦発遣して西方に指向せしむることを蒙り」(聖典二・二九九/浄全二・六〇下)と述べている。つまり釈尊は、この世界衆生に対して、阿弥陀仏浄土へ行くように教え勧める者であるから、発遣教主と呼ばれるのである。


【参照項目】➡釈尊発遣・招喚


【執筆者:石田一裕】