—元禄一二年(一六九九)六月六日。道蓮社白誉。増上寺の子院、天陽院の住職。鎮守熊野新宮の本地薬師如来像は、知円の所持仏であった。元文五年(一七四〇)七月、新宮が再建された。この堂の下に蟻が多く集まり、土で塔をつくったという。
【資料】『三縁山志』五(浄全一九)
【執筆者:大屋正順】