慶安二年(一六四九)—宝永四年(一七〇七)六月一日。弁(念)蓮社懐誉。百万遍知恩寺四二世。下総国に生まれ、初め生実おゆみ大巌寺一〇世の流頓に教えをうけ、ついで増上寺二五世の智哲から宗戒両脈を相承した。鴻巣勝願寺一四世として住し、宝永三年(一七〇六)一一月一七日に知恩寺四二世に転住した。しかし、在住半年余りの翌四年五八歳で寂した。
【資料】『百万遍知恩寺誌要』(浄全二〇)、『総系譜』中(浄全一九)
【執筆者:笠島崇信】