「鹿ヶ谷」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版
ししがたに/鹿ヶ谷
京都市左京区の東南部、如意ヶ岳西麓一帯の地名。法然在世中、弟子の住蓮・安楽がこの地の草庵において別時念仏や六時礼讃を修していたところ、感銘を受けた後鳥羽院の女房鈴虫・松虫が出家してしまうという、いわゆる建永の法難の発端となった地である。後にその故地には住蓮山安楽寺が建立され、さらに付近には知恩院三八世万無の命により、弟子の忍澂によって法然院が建立され、捨世派の道場として清規を整え如法念仏の道場が築かれた。
【執筆者:兼岩和広】