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「一枚起請講説」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:19時点における最新版

いちまいきしょうこうぜつ/一枚起請講説

二巻。『一枚起請文講説』ともいう。法洲ほうじゅう著。天保八年(一八三七)刊。忍澂にんちょう一枚起請諺論』、関通一枚起請文梗概聞書』に依拠して、これに著者の宗書、外典の知識を加えて『一枚起請文』を説明したもの。的門ばつにおいて記すように、当時しばしば行われていた布教の誤謬を指摘して、後世を通じて浄土宗布教者の指針とするために著された。本書は六段よりなり、第一には縁起、第二には題号の説明、第三には本文の講説、第四には手印の意義、第五には邪義の問題、第六には年時、撰号、花押、さらには法然の本地を説明する。


【所収】『大日比三師講説集』中、浄全九


【参考】浄土宗典刊行会編『浄土宗教学大系』九(浄土宗典刊行会、一九三一)


【参照項目】➡一枚起請文


【執筆者:永田真隆】