「常念仏」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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じょうねんぶつ/常念仏
常に念仏を称え続けることをいう。1尋常念仏のこと。日別七万遍等の念仏を称え日々に念仏相続すること。2別時念仏のこと。日時を定めて行う念仏会。信行策励のために行われ、期間は一日、七日、一〇日、四八日、九〇日などにも及ぶ。寺誌などに見られる常念仏の記事などはこれに当たる。3不断念仏のことで、声が途切れないように交代して行われる念仏会。4日時を定めず延々と続けられる念仏のこと。摂門『深川霊巌寺志』に「常念仏は開山より数万日怠転なし」(浄全二〇・二五二)とある。
【執筆者:大澤亮我】