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J2980 深川霊巌寺志 摂門 画像

続浄の割書は、青字で小さく表示。

巻_頁段行 本文
J20_0252A01: せばいかでか今の地拜領ありとも築立再建成就ある
J20_0252A02: べきや
J20_0252A03: 稱三別院
J20_0252A04: 雄松院 開山大和尚影像を安置自作といふ自讃あり
J20_0252A05: 惣門を入左の方にあり影堂七間に六間後に庫裏あ
J20_0252A06: り常念佛は開山より數萬日怠轉なし
J20_0252A07: 長專院
J20_0252A08: 中門の前東南角榊原家をはじめ諸家の取次なり
J20_0252A09: 濟松院
J20_0252A10: 櫻谷の北向にあり檀家凡三百に及ぶ
J20_0252A11: 子院八宇
J20_0252A12: 正覺院 安養院 松林院 榮壽院 深照院 淨閑院
J20_0252A13: 成等院 開善院
J20_0252A14: 各院に檀家あり中門の前南にひらきて左右に列立
J20_0252A15: す何も兩脉禀傳の僧を住持とす
J20_0252A16: 發意八庵
J20_0252A17: 此八庵は發心者なり往世開山上人近江國山中越の
J20_0252B18: 時とかやあやしき輩八人出上人の心を引見法衣剝
J20_0252B19: 奪の爲なりしを上人説法開導せられしかば忽發心
J20_0252B20: 隨從すといふ其後師の德風に歸し出家隨常となり
J20_0252B21: しと云
J20_0252B22: 廣閑院 濟乘院 雪光庵 潮江庵 見松庵 淸澄庵
J20_0252B23: 吟松庵 臨海庵
J20_0252B24: 七溪學舍
J20_0252B25: 所化學寮七谷あり何れも檀家あり凡檀林他の十七山
J20_0252B26: には學寮に檀家なし當山の各寮にのみ檀家數十家宛
J20_0252B27: の資縁ありて遠國雲水の助縁に便あり是開山大和尚
J20_0252B28: の法德廣大凡識のはかる所にあらざるの致す所なら
J20_0252B29: ん歟明曆三年までは百二十余宇ありて學寮の中にも
J20_0252B30: 檀家數百ありしもままありしかど寺地引移ののち八
J20_0252B31: 十寮に减少し其のち又順眞上人在住の内山主と一山
J20_0252B32: の院寮一同の公事起りてつひに數十人追放となり其
J20_0252B33: 跡百日閉門の差扣ありしかば檀家新葬にさしつかへ
J20_0252B34: 又日比日蓮義抔を好める輩は幸と改宗し又其後も度

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