操作

「浄土頌義探玄鈔」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
(1版 をインポートしました)
 
(相違点なし)

2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版

じょうどじゅぎたんげんしょう/浄土頌義探玄鈔

三巻。版本の序では『頌義探玄鈔』とあり、大正大学図書館所蔵の写本では『頌義探玄章』と表記。大玄(烏有子)撰。「寛延改元(元年)(一七四八)秋九月」の自序があり、写本によれば「大光(太田大光院)の東室」において書かれたとある。聖冏の『釈浄土二蔵義』の玄旨を探求して、その所説を解明したもので、『頌義』の研究に必読の代表的な解説書。聖冏の二蔵二教の教判は表現としては列祖の説に反しているように見えるが、その実は随他扶宗の対他的表現であることを詳説したもの。全文を「玄談」と「解文」の二つに大別して、上巻に「玄談」、中下巻に「解文」を収める。


【所収】浄全一二


【参照項目】➡釈浄土二蔵義麒麟聖財論大玄


【執筆者:原口弘之】