「上首」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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じょうしゅ/上首
大衆の中で指導的立場にあるもの。ⓈpramukhaⓈpūrva-(ṃ)gamaⓅpamukhaⓅpubba(ṅ)-gamaⓉdang poⓉsngon du ’gro ba。例えば『観経』に「菩薩三万二千あり、文殊師利法王子を上首とす」(聖典一・二八七/浄全一・三七)とある。良栄理本は『往生論註記見聞』にて「上首とは是れ等同の者無き義なり。天上天下唯我独尊の意なり」(浄全一・五〇五下)と説明する。転じて、法門の中で最上の法をいうこともある。
【執筆者:佐藤堅正】