「荘厳浄土」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版
しょうごんじょうど/荘厳浄土
清浄な仏の国土を建立すること。あるいは、浄土を構成する花鳥樹林楼閣等にいたる一切のものと、そこに居住する一切の仏菩薩の相好を美しく飾りたてることを意味する。極楽浄土の場合、法然『選択集』三に「およそ四十八願、浄土を荘厳す。華池宝閣、願力に非ずということ無し」(聖典三・一二一/昭法全三二一)とあるように、そこに飾られたすべてのものが、阿弥陀仏の平等の慈悲よりおこされた四十八願によって建立されたもの。また能家の回向に用いられる句でもある。
【執筆者:吉水岳彦】