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「金剛宝戒通関記」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版

こんごうほうかいつうかんき/金剛宝戒通関記

一巻。慈脱述。享保三年(一七一八)刊。『金剛宝戒章』は元久年間(一二〇四—一二〇六)における法然の述作として伝わっていたが、江戸中期に伝法研究が盛んになるにつれて偽作説が起こってきた。本書はこれに対して『金剛宝戒章』が法然真作であることを主張して偽作説を激しく排斥し、また五十余の問答によって金剛宝戒に対する浄土宗の立場から起こるさまざまな疑問を詳細に解説したもの。


【所収】昭法全、続浄一三


【参照項目】➡金剛宝戒章


【執筆者:曽田俊弘】