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「迎接房」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版

こうしょうぼう/迎接房

一二世紀頃、生没年不明。法然と同時代の僧であり、浄土門に帰入して往生を遂げた。『四十八巻伝』一三には「正しく三部の灌頂を授け給いし。丹後の迎接房も却りて弟子となりて、顕宗の法門、ならびに浄土の法門をば、源空に習いて、終に往生を遂げにき」(聖典六・一四四)とある。また『西方指南抄』巻中本の「丹後国しらふの庄に、別所の一和尚僧ありけり」(『定本親鸞聖人全集』五・一五九)、『四十八巻伝』一九の「丹後国志楽の庄に、弥勒寺という山寺の一和尚なりける僧」(聖典六・二五一)を迎接房とみる説もある。


【資料】『四十八巻伝』


【参考】高瀬承厳「法然上人門下列表」(『我祖法然上人』無礙光社、一九二四)、法然上人研究会編『法然上人伝の成立史的研究』二〈対照篇〉(臨川書店、一九九一)


【執筆者:南宏信】