経論を注釈した主の意。その宗派における中心的な経論を注釈した人物に対して、後世の人が敬意を表しておくる尊称。浄土宗では良忠を、西山派では顕意けんにを指す語である。他に天台宗の湛然、華厳宗の法蔵、律宗の元照がんじょうなども、それぞれの宗派で記主として仰がれている。
【参照項目】➡良忠、記主忌
【執筆者:編集部】