「阿弥陀新十疑」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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あみだしんじゅうぎ/阿弥陀新十疑
一巻。『新十疑』『新十疑論』ともいう。禅瑜(九一三?—九九〇)撰。『十疑論』の疑問点を解決すべく記した書。『十疑論』を古十疑とするのに対し、新十疑と称する。しかし、その内容には、天台的な教義は見られず、むしろ曇鸞、道綽に負うところの大きい典籍である。
【所収】佐藤哲英『叡山浄土教の研究』資料編(百華苑、一九七九)
【参考】佐藤哲英『叡山浄土教の研究』研究編(百華苑、一九七九)、奈良弘元『初期叡山浄土教の研究』(春秋社、二〇〇二)
【参照項目】➡浄土十疑論
【執筆者:和田典善】