「快円」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版
かいえん/快円
一七世紀頃、生没年不明。信州の人。幼くして出家し、諸檀林で学んだ後、十余年にわたり木曽の深谷(長野県)で頭陀行を修して禅の奥義を悟った。たびたび増上寺の学僧の要請により大小乗の講義をし、『碧巌録』の講義も行った。のち浅草浄土宗誓願寺に住して、寺内に千余人の庶民を集めて説法した。法然院忍澂の戒律の師である。
【資料】『鎮流祖伝』八(浄全一七)
【参考】長谷川匡俊『近世浄土宗の信仰と教化』(北辰堂、一九八八)
【執筆者:田中芳道】