「木鉦」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|||
5行目: | 5行目: | ||
− | [[File:もくしょう【木鉦】.jpg| | + | [[File:もくしょう【木鉦】.jpg|thumb|left|upright=2.5|[[木鉦]](香川・[[専称寺]])]] |
2018年9月17日 (月) 10:09時点における版
もくしょう/木鉦
読経・唱題の拍子をとるために用いる伏鉦形の木製仏具。主に日蓮宗で使用されている。材料は欅、楓、桜などが多く、花梨、紫檀、黒檀なども用いられる。先端に木製の珠のついた桴で打ち鳴らす。起源は比較的新しく、現在のかたちの木鉦は明治時代、伏鉦をもとに名古屋で考案された。その後、明治三五年(一九〇二)頃に身延の旅館梅屋の主人が木工職人に造らせて、身延山内寺院でも使用されるようになり、全国に普及していった。
【執筆者:八木千暁】