「阿弥陀池」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年9月16日 (日) 17:00時点における版
あみだいけ/阿弥陀池
大阪市西区北堀江。善光寺如来出現の地とされる。六世紀中頃の仏教伝来に伴う蘇我・物部両氏による崇仏排仏論争の末、折からの悪疫流行によって排仏派の物部氏が仏像を沈めた池と伝えられる。この仏像が後に本田善光によって信州にもたらされたことにより、当地は善光寺如来出現の地とされ、池水は霊水として信仰の対象であった。また「あみだがいけ」とも呼ばれ、能や落語の題材ともなっている。現在この池の辺には元禄一一年(一六九八)、心誉智善開山になる和光寺がある。
【参照項目】➡和光寺
【執筆者:清水秀浩】