「古礀」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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【参考】井川定慶「仏教美術」(『浄土宗新聞』一九六八年四月、一九七〇年七月) | 【参考】井川定慶「仏教美術」(『浄土宗新聞』一九六八年四月、一九七〇年七月) |
2018年8月22日 (水) 06:39時点における最新版
こかん/古礀
承応二年(一六五三)—享保二年(一七一七)五月二三日。明誉。雅号は虚舟。大和国添下郡(奈良県大和郡山市)西岸寺に住み、のち山城国上小川(京都市上京区)鳴虎報恩寺の住職となった。狩野永納に師事した画僧。元禄一〇年(一六九七)一月一八日に知恩院で、法然の円光大師号勅諡法会が奉修された様子を記した絵巻『贈円光大師号絵詞』三巻(知恩院蔵)の絵図を担当(撰文は報恩寺湛澄・浄書は書家北向雲竹)したほか、法然の肖像も描いている。また京都泉涌寺蔵で日本最大と称される「大涅槃図」も古礀の作である。
【参考】井川定慶「仏教美術」(『浄土宗新聞』一九六八年四月、一九七〇年七月)
【参照項目】➡古礀筆の御影
【執筆者:大屋正順】