「隆寛律師の浄土教」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版
りゅうかんりっしのじょうどきょう/隆寛律師の浄土教
平井正戒著。昭和一六年(一九四一)六月、金沢文庫浄土宗典研究会発行。法然門流の隆寛について、金沢文庫で発見された新出資料に基づき、伝記から教理、著作まで叙述された隆寛の総合的な研究書で、隆寛研究の基礎となるものである。序論として生涯と著作、本論として総論、観経観、本願論、安心論、起行論、一念多念論、国土論の七章にわかれ、附録篇として『具三心義』『極楽浄土宗義』『散善義問答』『弥陀本願義』『定善義問答私見聞』『滅罪劫数義』『善導十徳鈔』といった翻刻が収載される。昭和五九年(一九八四)五月、国書刊行会より浄土宗学研究叢書として再刊された。
【執筆者:伊藤茂樹】