「八功徳水」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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はっくどくすい/八功徳水
諸仏浄土の池に満ちるという、八種のすぐれた功徳を具えた水。八池水、八定水、八昧水、八支徳水ともいう。『称讃浄土経』では、澄浄、清冷、甘美、軽軟、潤沢、安和、飲時除飢渇、飲已長養諸根という八種の功徳を挙げている。『俱舎論』一一には須弥山をとりまく七内海に満ちる水とし、甘、冷、軟、軽、清浄、不臭、飲時不損喉、飲已不傷腹の八つの特質を挙げる。
【資料】『称讃浄土経』(正蔵一二)、『俱舎論』一一(正蔵二九)
【執筆者:内田智康】