「能所相応」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版
のうじょそうおう/能所相応
帰依する側(能)の衆生の思いに、帰依される側(所)の阿弥陀仏の応えが契合すること。『選択集』一六において「念仏の行、水月を感じて昇降を得たり」(聖典三・一九〇/昭法全三五〇)とある如く、衆生が極楽往生を願って南無阿弥陀仏と称えれば、その呼びかけに阿弥陀仏が応えて、時間、距離など様々な隔たりがあろうとも、本願念仏の働きによって衆生の思いと仏の応えが一致するということ。
【参照項目】➡感応道交
【執筆者:兼岩和広】