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「伝法沿革依憑詮考」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:29時点における最新版

でんぼうえんかくえひょうせんこう/伝法沿革依憑詮考

神谷大周講述。大正二年(一九一三)一二月刊。同年七月に行われた華頂山第三回教学講習会の講義録。伝宗伝戒の沿革を簡潔にまとめ著したもの。特に明治二一年(一八八八)の『伝語』発行により宗内に起こった伝法問題の経緯が綴られている。神谷はすでに『結縁五重筌蹄せんたい』を著して、行誡の所説に基づいた伝法を説いている。本書においても行誡の『伝法復古—行誡大僧正之手記—』や『伝語』に見られる説を擁護しつつ、私案が述べられている。


【所収】椎尾弁匡編『斉誉大僧正記念文集』(一九一八)


【参照項目】➡神谷大周結縁五重筌蹄伝語


【執筆者:宮入良光】