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「托事弁」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:28時点における最新版

たくじべん/托事弁

一九巻。法洲ほうじゅう編著。往生についての話題を集めた書。「目録」一巻、「事実之部」一〇巻、「譬喩之部」三巻、「往生之部」五巻、四部一九巻全七五一話からなる。出典は広く内外典に及ぶ。大日比三師の各講説に用いられており、今日の説教においても比喩話・因縁話として用いられる。「目録」は他三部に掲載された話を項目別に振り分けている。「事実之部」は内外典より引用された話を合勧とし、浄土宗義を通して説いている。「譬喩之部」には浄土宗義に合釈する譬え話が掲載されており、「往生之部」では、出典の伝記や往生伝から僧俗の往生の際の様子を簡略に選び集している。


【所収】『大日比三師講説集』下


【参照項目】➡大日比三師講説集


【執筆者:徳弘昌嗣】