「大徳」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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だいとく/大徳
偉大な特性を具えた人の意。もと、釈尊や長老への呼びかけに使われた。ⓈbhadantaⓅbhadanta(bhaddanta)Ⓣbtsun pa。「ごきげんよろしく(bhaddaṃ te)」というあいさつが変化して出来た語形とされる。後代、アビダルマの大論師や、部派仏教徒への尊称、龍樹のような菩薩・人師にも用いられ、さらに一般の僧侶への敬称としても用いられるようになった。『逆修説法』四七日では法然の弟子安楽房遵西が「孝子大徳」と呼ばれている。
【執筆者:本庄良文】